ぼかしを仕込む

By | 2015-08-20

お盆がすぎ、だいぶ涼しくなってきました。
気温が高いうちに、ぼかしをつくります。
ぼかしとは米ぬかや油かすなどの有機質肥料を微生物で発酵させた緩効性肥料です。
生ゴミで堆肥をつくるときにも発酵のもととして使われ、今はホームセンターなどで手軽に手に入ります。
今年アトリエの畑の夏野菜にも大活躍してくれました。

材料は米ぬか、菜種油かす、魚粉、というそれだけでも肥料として使えるもの、それから発酵のもととなる微生物としてヨモギを発酵させた液、微生物のえさとして黒糖を用意しました。
ぼかし材料

米ぬか、油かす、魚粉、黒糖を手でよくまぜます。
土遊びのようだけれど、米ぬかが土より軽くてふかふかなのでとてもいい感触です。
魚粉のにおいなのか独特の香りで、昔、祖母がたまごを売るために飼っていたにわとりのえさのにおいを思い出しました。

ぼかし仕込み

そこに水で薄めたヨモギの発酵液を少しずつ混ぜ、さらに手で混ぜます。
水が入るとしっとりとしてやっぱりとても気持ちいいし、面白いです。
混ぜ終わったら、蓋をして発酵するのを待ちます。
うまく発酵してくれますように。

人間も発酵食品は体によいけれど、畑もただの有機質肥料より発酵したものの方が良く効くのでしょうか?
発酵って、ただ条件を整えてあげるだけでほとんど人間の力ではどうしようもなく、ただ待つばかりです。