Monthly Archives: 12月 2015

アトリエサタチワークショップのお勉強会はじまる・第1回

宮城県美術館の教育普及部の「美術なんでも相談」を利用して、齋正弘さんとのお勉強会が始まりました。
アトリエがより良い活動を行うにはどうしたらよいか、毎回アトリエで行われる活動をもとにした具体的な勉強会が行われる予定です。
どなたでもご参加いただけます。

第1回目は2015年12月11日(金)13:00〜16:45まで行われました。
1回目のため、美術館とはどういう場所か?アートとは何か?こどもの表現とはなにか?ワークショップとはなにか?についての確認が行われました。

勉強会の資料、その報告書もアップいたしますが、もっときちんと読みたいという方はメールにてご連絡下さい。

勉強会1
勉強会2
勉強会3
報告1
報告2
報告3
報告4
報告5
報告6

募集・カフェクラフトでの作業台作り

カフェクラフトとの企画チラシ

本格的な家具を自分でつくることができるカフェクラフトとのコラボ企画です。

木や作業に使う機械について教えてもらうところから始まり、アトリエで使う作業台はどのようなものがいいかを話合い、模型をつくり、実際に組み立てまで行います。

お店に行けば、なんとなく勝手の良い物が手に入る時代、ものはどういうふうに作られているのか、使う人のことを考えるとはどういうことなのか知っていますか?
いつもより本格的な木工をするだけでなく、その背景まで丁寧に考える機会というのはなかなかないものです。

木は重く、工具はプロが使う本物、実際は大人にも大変な作業です。
今回は、親子で募集しますが、大人は子どもの付き添いではなく、対等に意見をかわし子どもが難しいところは作っていくという役割を果たします。

ひとりひとり持って帰れるようなものは作りませんが、この経験はこれから生活する上で、実際の役に立つことは間違いありません。
日曜大工だけでなく、家具などものを選ぶときの目も違ってきます。

11月のスープの日

11月スープ

11月28日土曜日のスープの日は、キクイモのクリームスープでした。

きくいも

キクイモ、あまりスーパーではみかけません。
菊のような花が咲くのでキクイモだそうです。
見た目はショウガのようです。
味もいわゆる芋とは少し違うようでした。

栄養価が高く、調理すると黒っぽくなるということでしたが、きれいなクリームスープにしてくれました。
食べてみるとくせはないのですが、元気をもらえそうな独特の風味がかすかにします。
3ヶ月くらいが旬ということですが、本当に冬のはじまりにぴったりなスープでした。

先月のスープの日から村田町の麦屋さんのパンを一緒に食べています。
麦屋さんのパンは薪釜で焼いたパンです。
薪釜のパンはそとはしっかりとしているのですが、中はふんわりやわらかで、薪釜の香りがする風味豊かなパンです。
今回は外側にひまわりの種がびっしりついていて、中にはみじん切りのにんじんがはいっているパンを食べました。
ひまわりの種は油っこくておいしいです。

ひまわりのたねのパン

佐藤シェフの今月のコラム8

「新聞を読む」

 わたしは高校をでてすぐに料理の道に進みました。その時はお金もなく、ほとんどの時間を料理に費やしていたため、新聞は読みませんでした。何かを読むといえば、当時はまだインターネットで調べるという時代でもなかったので、神田の洋書専門の古本屋でフランス料理の原書を買って、辞書をひきながら読むぐらいでした。
 それが毎日、新聞を読むようになったのは、シンガポールで大使館の料理長になったからです。現地では日本の雑誌なども売られていましたが値段は3倍ちかくしましたので、日本の情報を知りたいと思うと一日遅れで届く新聞を大使が読んだ後に読むのが一番だったのです。また、大使館で接する人は高学歴の人ばかりで、話題についていくためにはどうしても自分の知識をふやす必要がありました。大使館では3紙とっていましたが、3紙とも隅から隅まで読みました。大使館にいる3年半、そのように新聞を読む毎日を過ごしたことで、今でも新聞を読むことは習慣となり、世間のことがわからないと不安に感じるようになりました。
 今は娘たちにもこども新聞を読ませるようにしています。読む練習にもなりますし、優しく書いてあるとはいえ、最新のニュースが大人の読む物と変わらず詳しく書かれていてとてもためになります。わたしは何かを手に入れたいと思ったり、したいと思うとき、それを手に入れたり実現したりするためには勉強することが必要だと考えています。世界ではたくさんの人がその道の第一線で活躍していますが、そうなるためには他の人よりいろいろな面で努力してきているのでしょう。
 今回は料理のお話から少しそれましたが、わたしの経験からどの分野でも広い世界へでていくためには、若いときに5年後10年後をみすえて学ぶことが大切だと感じています。

12月のチラシ

12月のチラシです。
12月、スープの日はお休みです。
次回は1月23日土曜日です。

チラシvol.9

アトリエにぬか床が仲間入り!!

ぬか床

とうとうアトリエにぬか床が仲間入りしました。
これから参加してくれる人の手で育てていきたいと思います。

ぬかは大家さんのおうちからすりたてをいただいたので、より菌がついていることを期待していらずに生で使いました。
ぬかをさわってみると、ねんどとも土ともちがった感触です。
ぬかは何でできている?という質問に、木くずかな〜?という答えも。
確かに、軽さは木くずにちかいですね。
それに沸騰した塩水をさましたものを加えこねこね、こねこね。
面白いね。
昆布とあかとうがらしもいれて、少し置いてからその日収穫したにんじんとだいこんの皮と葉っぱを捨て漬けしました。
今は温度が低いので、ぬか床が発酵して完成するまで少し時間がかかります。

つくったぬか床は毎日かき混ぜます。
それは、ぬか床の中には良い菌と悪い菌がとても微妙なバランスで入っているからです。
良い菌は空気が大好きで、悪い菌は空気がきらいなので、毎日かき混ぜて空気を入れることでそのバランスを保ち続けるのです。
手入れをおこたると、悪い菌の方が増えてしまってぬか床にカビが生えたり、悪くなってしまいます。

つくってみて、アトリエはぬか床みたいでありたいなと思いました。
ひとりひとり毎日できるだけ良いところが多くでてきますように、でも良くないと感じるところも排除しません、ただ気持ちよく過ごせるようにバランスがとれていますように。
ものを育てたり、つくったり、何かをただ丁寧に見つめたりすることだって、そんなバランスをとるお手伝いになると思うのです。

便利になった世の中は、その分いろいろなことができるから忙しいです。
ぬか床を毎日かきまぜるのが難しいくらい忙しいのです。
それは本当は人にとっても生きにくいのかもしれないですね。

アトリエに来た人は、どうぞぬか床をかき回してみて下さいね。

だいこんとにんじんの収穫

にんじんダイコン

だいこんとにんじんを収穫しました。

お盆の後に蒔いたにんじんはとても大きく育っていました。
初めはあんなに細かったのに・・・と、過程をみてきていると感動します。
全部ぬいて、凍みないように穴を掘った土の下にうめました。
掘り出して少しずつ食べます。

だいこんは太くなったものと、まだ細いものがありました。
太いものは収穫して食べます。
細いものはまだこれからでも太るというので、地面からでているところが凍みないように土をかぶせておきました。

にんじんやだいこん、土にうめる方法を聞いてみると、葉っぱを落として逆さにうめる、葉っぱがついたままたてにうめる、ねかせてうめる、いろいろのようです。
それぞれの理由や利点はわかりませんでしたが、枯れるまで葉っぱは食べられるよう、つけたままうめてみました。
今後調べていきたいと思います。

レタスにビニールトンネルをかける

レタス

今年、白菜とレタスは種を蒔くのが遅すぎたようです。

白菜は結球しないようであれば、来年、菜の花をとることにします。

レタスはまだとても小さく、結球どころではありませんが、霜が降る気温になると枯れてしまうそうです。
そこで、食べてしまうかどうか考えましたが、ビニールトンネルをかけてみることにしました。
高いレタスになってしまいますが、せっかく芽をだしてくれたので、大きくなれるかどうか観察してみようと思います。