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天水桶の小屋完成する

設計から一ヶ月、準備は着々と進み、5月30日土曜日天水桶の小屋が完成しました。

設計図をもとに、実際の材料を準備します。
造形家の髙橋健太郎さんのアトリエで木材をカットしているところ。
木材準備

柱を支える塚をつくります。
木で作ったわくに、コンクリートをながし、柱を固定する金具を埋め込み、表面に好きなものを埋め込んで飾り付けします。
コンクリート

コンクリートが乾いたら型から外し、塚が完成。
塚

いよいよ小屋を建てる日です。
まずは塚を埋め込み、土台をつくります。
塚埋める

屋根になる部分に好きな色のペンキを塗ります。
今回は子ども達の話合いの結果、風景になじむ色としてこの色が決まりました。
ペンキ

ペンキが乾いたら屋根になる波板を釘で固定します。
波板を固定する釘は普通の釘と違います。
コツを教えてもらって慎重に打ちます。
釘

柱を立てます。
柱はそれぞれが好きな色のペンキを塗りました。
柱

屋根をのせ、固定したら土台に土を埋め戻します。
大きいスコップを使って上手に土をかけます。
埋める

設計図どおりの立派な小屋が完成しました。
後は桶の設置を待つばかり!
屋根

上棟式のもちまきはしませんでしたが、紅白のおまんじゅうでお祝いします。
紅白まんじゅう

葉ものの間引き

チンゲンサイ、小松菜、雪菜、水菜、小カブは順調に育っています。

ひとつの株が大きく育つように、ある程度大きくなってきたら間引きます。
間引いた葉っぱを食べるのは、育てた人の楽しみです。
小さくて柔らかいけれど、それぞれの野菜の個性はもうしっかりとあります。

3回目の間引きをしましたが、小さな畑でなぜこんなに量があるかというと、欲張ってたくさん種をまいてしまったからです。
畑に教えられながらひとつひとつ学んでいきたいと思います。

60年ちかく農家をされた方が、「毎回初心者」とおっしゃっていると伺いました。
とてもすてきなことばです。

1回目の間引き
間引き1回目

3回目の間引き
間引き3回目

よもぎを発酵させた液

ヨモギつける

ヨモギ液

よもぎの成長点を黒砂糖と合わせ、発酵させたよもぎ液が完成しました。
これを薄めて、作物の栄養に使います。

天水桶の設計図決まる

設計図1
設計図2

畑に設置する予定の天水桶(雨水をためておく桶)のための設計図が決まりました。
すてきな案を出してくれたのは小学6年生と2年生の男の子です。
雨水を集めよう!!という気持ちが伝わってきますね。
5月に実際につくります、できあがりが楽しみです。

4月のスープの日

スープ

4月はジャガイモを植えたので、それにちなんだジャガイモと、天然クレソン、たけのこのクリームスープです。

ジャガイモとクレソンはとても相性のいい食材だそうです。
天然クレソン、水が冷たすぎてもだめで、あたたかくなっても味が落ちるそう。
ヒルがでてくるくらい水があたたかくなるとおしまいになるそうです。
シェフからヒルの話を聞いて、季節を感じるときは、実はいろんなことが同時に感じられているのだと気がつきました。
人によって同じ季節をどうとらえているか、比べてみるのは面白そうです。

佐藤シェフの今月のコラム1
「プロの料理と家庭料理のちがいは?」
細かいちがいはたくさんあると思いますが、ひとつちがいをあげるとすれば、手に入れる素材と、その素材の活かし方かもしれません。
野菜で言えば、現代はハウス栽培や水耕栽培なども当たり前の時代ですが、プレジールでは契約した農家から、無農薬でその季節に最もおいしく食べられるように栽培された野菜を使っています。
例えば、農家では冬の前にとれたにんじんを寒い時期わらの下に保管し、とても甘くなった雪の下にんじんとして1〜2月に出荷してくれます。
そうして大切に育てられた野菜を一番おいしい方法で食べるために手を加えたものがプロの料理ではないでしょうか。

よもぎもち

ヨモギモチ1
ヨモギモチ2

アトリエ周辺でよもぎをつみました。
よく見ると、けっこう生えています。

重曹でゆでて、水にさらし、刻んで、すり鉢でもっと細かくし、もち米とまぜてつきました。
工程は、昔、野の草花を使ってままごとをして遊んだときを思い出します。
つんだときにも独特な香りがしていますが、アクをぬいたよもぎをつぶすと、その香りからえぐい部分がなくなってとても高貴な香りになるのです。
もち米とまぜると、米の白とよもぎの濃いグリーンが混ざり合っていくのですが、絵の具のホワイトとグリーンを混ぜ合わせるのとはずいぶん違います。

知っているようで、ちょっとずつ知らないよもぎもちです。

*震災後、仙台市でも一人一人食べものに関することで考えていることは違うと思います。
それぞれの意見を尊重し、ていねいに食物を口にしていこうと考えていますので、ご入会の際はどうぞご相談下さい。

雑草考

雑草考
雑草考2

俗に雑草とよばれる草たちは、今、どんな野菜よりも早く元気にのびています。
畑のまわりの草をとりながら、草とりについて考えます。
畑の片隅にある梅の木のまわりには、草がとても可憐な花をつけ群生しています。
これはとってよいものか・・・。
ではどこの草をとるものなのか。
不耕起栽培や自然農法(土を耕さないで作物を栽培する)というものもあり、そこでは作物と草は共存しています。
答えはでないのですが、梅の木と雑草と人間と全てが共存する感覚とは違い、草をとった後の土地はなんだか自分の陣地のような気がしました。

葉ものと小カブのたねまき

葉ものたねまき

今週は、水菜、雪菜、小松菜、チンゲンサイ、虹いろ菜と、小カブの種まきをしました。
農薬を使わないので、虫から野菜を守るため不織布をベタがけにしました。
まだまだ野菜にとっては寒いので、防寒にもなります。

ジャガイモ植えつけ

今週はジャガイモを植えつけしました。

男爵、メークイン、それから紫肉のシャドークイーンという種類も植えてみました。
シャドークイーンの説明書きには、男爵との比較が載っているのですが、「食味」が男爵が「中」、シャドークイーンは「中上」とあります。
五感をことばにするって面白いですね。
うまく育ってくれたら、味わいをことばにしてみたいです。

種芋と種芋の間には、ぼかし(米ぬかや油かすなどの有機質肥料を微生物で発酵させた肥料、生ゴミ堆肥の発酵を助けるためにも使う)を置き、元肥にしました。

プリント

ジャガイモ植え付け