Monthly Archives: 4月 2015

天水桶の設計図決まる

設計図1
設計図2

畑に設置する予定の天水桶(雨水をためておく桶)のための設計図が決まりました。
すてきな案を出してくれたのは小学6年生と2年生の男の子です。
雨水を集めよう!!という気持ちが伝わってきますね。
5月に実際につくります、できあがりが楽しみです。

4月のスープの日

スープ

4月はジャガイモを植えたので、それにちなんだジャガイモと、天然クレソン、たけのこのクリームスープです。

ジャガイモとクレソンはとても相性のいい食材だそうです。
天然クレソン、水が冷たすぎてもだめで、あたたかくなっても味が落ちるそう。
ヒルがでてくるくらい水があたたかくなるとおしまいになるそうです。
シェフからヒルの話を聞いて、季節を感じるときは、実はいろんなことが同時に感じられているのだと気がつきました。
人によって同じ季節をどうとらえているか、比べてみるのは面白そうです。

佐藤シェフの今月のコラム1
「プロの料理と家庭料理のちがいは?」
細かいちがいはたくさんあると思いますが、ひとつちがいをあげるとすれば、手に入れる素材と、その素材の活かし方かもしれません。
野菜で言えば、現代はハウス栽培や水耕栽培なども当たり前の時代ですが、プレジールでは契約した農家から、無農薬でその季節に最もおいしく食べられるように栽培された野菜を使っています。
例えば、農家では冬の前にとれたにんじんを寒い時期わらの下に保管し、とても甘くなった雪の下にんじんとして1〜2月に出荷してくれます。
そうして大切に育てられた野菜を一番おいしい方法で食べるために手を加えたものがプロの料理ではないでしょうか。

よもぎもち

ヨモギモチ1
ヨモギモチ2

アトリエ周辺でよもぎをつみました。
よく見ると、けっこう生えています。

重曹でゆでて、水にさらし、刻んで、すり鉢でもっと細かくし、もち米とまぜてつきました。
工程は、昔、野の草花を使ってままごとをして遊んだときを思い出します。
つんだときにも独特な香りがしていますが、アクをぬいたよもぎをつぶすと、その香りからえぐい部分がなくなってとても高貴な香りになるのです。
もち米とまぜると、米の白とよもぎの濃いグリーンが混ざり合っていくのですが、絵の具のホワイトとグリーンを混ぜ合わせるのとはずいぶん違います。

知っているようで、ちょっとずつ知らないよもぎもちです。

*震災後、仙台市でも一人一人食べものに関することで考えていることは違うと思います。
それぞれの意見を尊重し、ていねいに食物を口にしていこうと考えていますので、ご入会の際はどうぞご相談下さい。

雑草考

雑草考
雑草考2

俗に雑草とよばれる草たちは、今、どんな野菜よりも早く元気にのびています。
畑のまわりの草をとりながら、草とりについて考えます。
畑の片隅にある梅の木のまわりには、草がとても可憐な花をつけ群生しています。
これはとってよいものか・・・。
ではどこの草をとるものなのか。
不耕起栽培や自然農法(土を耕さないで作物を栽培する)というものもあり、そこでは作物と草は共存しています。
答えはでないのですが、梅の木と雑草と人間と全てが共存する感覚とは違い、草をとった後の土地はなんだか自分の陣地のような気がしました。

葉ものと小カブのたねまき

葉ものたねまき

今週は、水菜、雪菜、小松菜、チンゲンサイ、虹いろ菜と、小カブの種まきをしました。
農薬を使わないので、虫から野菜を守るため不織布をベタがけにしました。
まだまだ野菜にとっては寒いので、防寒にもなります。

ジャガイモ植えつけ

今週はジャガイモを植えつけしました。

男爵、メークイン、それから紫肉のシャドークイーンという種類も植えてみました。
シャドークイーンの説明書きには、男爵との比較が載っているのですが、「食味」が男爵が「中」、シャドークイーンは「中上」とあります。
五感をことばにするって面白いですね。
うまく育ってくれたら、味わいをことばにしてみたいです。

種芋と種芋の間には、ぼかし(米ぬかや油かすなどの有機質肥料を微生物で発酵させた肥料、生ゴミ堆肥の発酵を助けるためにも使う)を置き、元肥にしました。

プリント

ジャガイモ植え付け