南極

「南極」2020年 97.0×130.3cm キャンバス、油絵具
「南極」2020年 80.3×100.0cm キャンバス、油絵具
「南極」2020年 45.5× 53.0cm キャンバス、油絵具
「南極」2020年 24.2× 33.3cm キャンバス、油絵具

 

南極に行ったことがない。
頭の中で想像してみる。
人が住めない場所だというから、宇宙に近いのではないか?
空気が澄んでいると聞いたから、色がきれいに見えるのではないか?光のつぶつぶが見えるのではないか?
人の想像がつかない生物が、人にはわからない理由で移動しているのではないか?
デジタル写真の加工に慣れた頭では、その風景はトリミングされ、ズームイン、ズームアウトされる。
それらをそのまま描きだそうとするが、キャンバスに油絵具をおくと、風景は、ただの絵の具を載せた面になり、色のかたまりの集まりと変わった。

「南極は氷に覆われていて白いけれど、太陽の光がつくり出す空の色や、オーロラの色、星明かりがそれに映し出されて色にあふれている。」と実際に南極で越冬した人は言った。

撮影:小岩勉