6月のスープの日

By | 2015-06-27

今月はブロッコリーの冷製クリームスープです。
トッピングはゆでたブロッコリーに塩とオリーブオイルで味付けしたものです。

クリーミーな中にしっかりとブロッコリーの香りがするスープに、トッピングのオリーブオイルが合わさると、香りが複雑になり、味わいも奥深いものになることにびっくりします。

素材と素材の出会いのすばらしさを感じるスープでした。

6月スープの日

佐藤シェフの今月のコラム3
「フランス料理とは?」
日本に和食があるように、フランスにはフランス料理があります。
フランスといっても広いので、その地域によってずいぶん違いはありますが、酪農の盛んな内陸のバターやクリーム、南部の地中海沿岸でとれるオリーブなどその土地のものを使用した独特のソースが特徴的です。
わたしが初めてフランス料理を食べたのは小学2年生の時に、父にホテルのレストランに連れて行ってもらったときです。当時、フランス料理はホテルで食べるものというイメージでした。
わたしは塩釜で生まれ、おいしい魚介類は食べていましたが、そのとき食べた、やわらかくてあたたかいホタテ貝のムースのおいしさにとてもびっくりしました。
それ以来、ずっとフランス料理人になりたいと思ってきました。
料理は土地や文化と深く結びついているものです。
フランス料理も時代の変化や、作られる場所、料理人ひとりひとりの特徴によって様々に発展していますが、ベースとなる部分を知ることは、その場所や歴史を知ることにもなりそうですね。